日本医師会総合政策研究機構 ORCAサーベイランス

システムの紹介

本サーベイランス情報について

全国の参加医療機関からリアルタイムで報告される感染症等の情報を、診療行為、医薬品、病名等の報告種類ごとに分類して地図上に表示し、リアルタイムマップとして公開しています。リアルタイムマップは15分に1回更新され、毎日深夜12時にリセットされます。
また、過去一週間分のサマリー情報を白地図上に表示した累積マップと表で見ることができます。サマリー情報は毎日1回深夜に作成されます。

ORCAサーベイランスの今後の予定や詳細は、以下の資料をご覧下さい。

システムの構成

ORCAサーベイランスは日医標準レセプトソフトを導入し、参加申請を行っている医療機関からレセプト情報を送信していただき、収集されたデータは医療機関の地域データと組み合わせて公開されます。
参加医療機関では、報告対象となる感染症のレセプトが確定する都度、個人情報を削除して自動送信されます。1日1回まとめて送信することも可能です。
ORCAプロジェクトでは収集した情報をデータベース化し、それらを利用して地図や表などの表示用情報を作成し、公開を行います。

利用している地図情報

累積マップは国立感染症研究所で実施している「国立感染症研究所インフルエンザ流行レベルマップ」で作成している白地図データを利用させていただいています。
リアルタイムマップはGoogleMapsを利用しています。

利用している医療機関情報

累積マップの「参加医療機関当り件数」は、日レセを導入している医療機関のうち、ORCAサーベイランスに参加申請を行っている医療機関数を元に計算しています。 「医療機関の分布」の白地図では、日レセを導入している医療機関のうち、ORCAサーベイランスに参加申請を行った医療機関の割合を表示しています。
「日レセ導入医療機関に対する割合」は、稼働レベル1および2の日レセ導入医療機関に対して参加申請を行っている医療機関の割合を表します。
「全医療機関に対する割合」は、厚生労働省で実施している医療施設調査「平成23年医療施設(静態・動態)調査」に掲載されている医療機関数を母数とし、参加申請を行っている医療機関の割合を表します。
なお、熊本市の各区については上記資料から情報が取得できなかったためi熊本市Webサイトにて情報を取得しています。  

ORCAサーベイランスに参加するには

インターネットに接続できる日レセを導入済で医療機関IDを持つすべての医療機関は、日レセで簡単な設定を行うだけで調査にご参加いただけます。

利用方法の例

リアルタイムマップ、累積マップは選択したタブの情報が地図上に表示されます。
リアルタイムマップは地図上のマーカーをクリックすると、その地点の詳細情報(下図)が表示されます。

リアルタイムマップのサンプル画面

  • 詳細情報画面では、現在表示中のカテゴリに対応した項目が赤く表示されます。詳細情報を閉じるには右上の「×」、あるいは画面上の何も無いところをクリックします。
  • 地域医師会レベルの詳細表示を見るには、GoogleMapsのナビゲーションコントロールを利用して地図を拡大するか、地図の右上にある「都道府県」ドロップダウンリストを利用して表示したい県名を選択します。
  • 地図をドラッグすれば表示エリアを移動できます。

累積マップのサンプル画面

  • 累積マップは日本地図内で詳細を確認したい都道府県をクリックすることで、その都道府県の自治体ごとの情報が白地図で表示されます。
  • 都道府県の白地図では、医療機関の参加のある自治体に限り参加医療機関当り報告数が表示されます
  • 地図右下に、地図の種類、表示している診療日、地図の生成時間を記載しています。地図の種類は以下のとおりです。
    地図上の表記
        種類
    firm_diagnosis
        病名と投薬と検査
    drug
        投薬(院内処方)
    disease
        病名
    suspected_disease
        病名(疑い含む)
    medical_act
        検査
    facility
        送信医療機関
    participant_facilities(all)
        全医療機関に対する割合
    participant_facilities(ORCA)
        日レセ導入医療機関に対する割合
    pharmacy_flu
        薬局サーベイランスの「インフルエンザ推定患者数」
    

傾向マップのサンプル画面

  • 傾向マップは、「病名と投薬と検査」の1週間平均地図の上に、薬局サーベイランス「インフルエンザ推定患者数」の過去2週間における増減傾向を矢印で重ねています。
  • 地図上の矢印は「上昇」、「変化なし」、「下降」の3種を利用します。

グラフのサンプル画面

  • 7日間累計地図の下部、「1週間の推移」では過去1ヶ月の1週間累計送信件数の推移グラフが表示されます。患者の年代別に分類された積み上げグラフです。
  • 「年度別グラフ一覧」をクリックすると、過去の毎日の送信件数グラフが年単位で表示されます。
  • 縦軸は各病名の全報告件数を表します。診察時の年齢が14歳以下は青、15-64歳は緑、65歳以上は赤色で表示されます。
  • 横軸は診察日を表します。

CSVダウンロードは過去3ヶ月間の情報が都道府県単位、1日単位でダウンロードできます。
リアルタイム情報を元にしているため、時々刻々と内容が変わる可能性があります。

用語

サーベイランス地図で利用されている用語を説明します。

病名と投薬と検査(firm_diagnosis)

病名、投薬、検査いずれかの報告があった患者件数の合計。
病名、投薬、検査の名称および厚労省コードは、各サーベイランスのページに用意された判定ロジックに記載されます。
「累積マップ」では患者件数を参加医療機関数で割った結果を、「リアルタイムマップ」、「今日の収集状況」では患者件数そのものを表示します。
現在この分類はインフルエンザで使用しています。

病名(disease)

病名(厚労省コード)が報告されている患者数を患者利用。病名疑いの患者は含みません。
病名は各サーベイランスのページに用意された判定ロジックに記載されます。
「累積マップ」では患者件数を参加医療機関数で割った結果を、「リアルタイムマップ」、「今日の収集状況」では患者件数そのものを表示します。

病名(疑い含む)(suspected_disease)

病名が報告された件数に、病名疑いで報告された患者件数を合計した値を利用。
病名は各サーベイランスのページに用意された判定ロジックに記載されます。
「累積マップ」では患者件数を参加医療機関数で割った結果を、「リアルタイムマップ」、「今日の収集状況」では患者件数そのものを表示します。

検査(medical_act)

検査(診療行為)の名称(厚労省コード)が報告されている患者件数を利用。
検査の名称は、各サーベイランスのページに用意された判定ロジックに記載されます。
「累積マップ」では患者件数を参加医療機関数で割った結果を、「リアルタイムマップ」、「今日の収集状況」では患者件数そのものを表示します。
現在この分類はインフルエンザで使用しています。

投薬(院内処方)(drug)

医薬品の名称(厚労省コード)が報告されている患者件数を利用。
医薬品の名称は、各サーベイランスのページに用意された判定ロジックに記載されています。
「累積マップ」では患者件数を参加医療機関数で割った結果を、「リアルタイムマップ」、「今日の収集状況」では患者件数そのものを表示します。
現在この分類はインフルエンザで使用しています。

薬局サーベイ(pharmacy_flu)

日本医師会日本薬剤師会日本大学薬学部および(株)EMシステムズで実施している「薬局サーベイランス」の「インフルエンザ推定患者数」等を利用。
過去2週間の情報を利用して、「病名と投薬と検査」の7日間平均地図に増減傾向を表示します。 現在この分類はインフルエンザで使用しています。 詳細は薬局サーベイランスのサイトをご覧下さい。

送信医療機関(facility)

表示対象期間内に1度以上報告を行った医療機関の件数を利用。

全医療機関に対する割合(participant_facilities(all))

総務省統計局が発行する「統計でみる市区町村のすがた」に記載されている医療機関数で参加表明医療機関を割った値。

日レセ導入医療機関に対する割合(participant_facilities(ORCA))

日レセ導入医療機関数で参加表明医療機関を割った値。

参加表明医療機関

日レセを導入し、ORCAサーベイランスへの参加設定を行った医療機関。定期的に参加状況がORCAプロジェクトに送信される。

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